こんにちは!
皆さんは、白い虫歯と黒い虫歯があることをご存知でしょうか?

まず、白い虫歯とは、脱灰(だっかい)と言って歯の透明なエナメル質が白く濁った初期虫歯の状態のことをいいます。
歯の表面では、脱灰と再石灰化が常に起こっているのですが、
お子様などの初期むし歯が脱灰した状態のまま進んでいくと、穴があいてしまうこともあるんです。

乳歯は柔らかいので、進行が早く、気づかずに虫歯が進行していることもあります。
痛みの感覚にまだお子様は慣れてないので、定期健診などに行って、早めに気づいてあげられるといいですね!

黒い虫歯とは、大人に多い、慢性的な虫歯です。
ゆっくり進行するタイプの虫歯が、脱灰 と再石灰化を繰り返し、徐々に進行し、
再石灰化の際に、黒い虫歯になっていくのです。

黒い虫歯のように見えても、黒い着色のこともあります。
単に飲食物の色が歯の表面に付着しただけの黒い汚れの場合には、
これは虫歯ではないので、歯を削ったりしないで歯のクリーニングできれいに落とすことができますよ!

もちろん、黒い虫歯はきちんと治しましょう。

患者様から、お電話でのご質問で、「歯が黒くなってしまったんですが、これは虫歯でしょうか?」
と時折ご質問を受けるのですが、気になるようでしたら、歯医者さんに行って、
先生にしっかり診てもらうことをおススメしますよ!

「歯が黒いから、虫歯だと思ってずっと悩んでいたんですが、
先生に診てもらったら、単なる汚れで、安心しました!」
と、ホッとして帰られた患者様もいらっしゃいました。

「虫歯かな?」と思ったら、早めに歯医者さんに行って、診てもらいましょうね!