入れ歯が壊れた場合、修理で対応できる場合と新しく作り直した方が良い場合とあります。
・割れた場合
義歯の床に当たる部分が割れた場合、樹脂でつなぎ合わせる修理をすることができますが、
一度割れることで、床としての強度が下がるため、また割れることが多いです。
(義歯が割れるような場合、かみ合わせの力が強く、そのもとの力は変わらないため)
応急的には修理をするにしても、新しく作り直した方が良い場合が多いです。
ただし、上下の歯が、床の厚みがとれないような隙間のかみ合わせの場合、
かみ合わせの力が1か所に集中するようなかみ合わせの場合など、
その問題を解決(治療)してから新しく作らないと、いくら新しいものを作ってもまたすぐに割れてしまうことがあります。
また、金属床と呼ばれるような強度の高い義歯に変更することをおすすめする場合もあります。
・金具が取れた・折れた
金具の材質、形状などにもよりますが、金具部分だけ型取りをして付け直す修理をすることもできます。
この場合もその金具の部分に力が集中している場合が多いです。
金具の作り替えは対症療法でしかない場合も多く、必要に応じて、強い金具に変更するか、かみ合わせの治療を行った方が良い場合もあります。
・入れ歯の歯が取れた
一本だけぽろんと取れたような場合、
これも同様で、取れた歯にかみ合わせの力が集中(応力がかかってる)している場合がほとんどです。
修理自体は比較的簡単に行うことができます。